【世田谷区】松陰神社~吉田松陰先生の眠る地へ

今回紹介するのは、世田谷区にある松陰神社(しょういんじんじゃ)です。

吉田松陰先生をお祀りしている神社で、境内は松陰先生のお墓もあります。
松陰神社へ参拝される方は、当記事もぜひチェックしてください。

 

松陰神社(しょういんじんじゃ)について

松陰神社は、世田谷区若林にある神社です。

名前の通り、安政の大獄で刑死した吉田松陰先生をお祀りしている神社で、歴史好きの間ではとても有名な神社です。
その為、地元の方はもちろんですが、遠方から多くの方が参拝されています。

松陰神社の創建は1863年(文久3年)で、
元々は、小塚原回向院にあった松陰先生のお墓が、弟子の高杉晋作らにより今の世田谷の地に改葬され、松陰神社が建てられました。

 

境内には、

  • 松下村塾のレプリカ
  • 松陰先生のお墓
  • 門下生らによって奉納された石燈篭
  • 松陰先生のブロンズ像

などの見所も多く、おすすめの神社です。

また、春には参道に立ち並ぶ桜がとても綺麗で、お花見がてら参拝される方も多いです。

以前、近くに住んでいたということもあり、今でも月に1度はお参りしているのですが、とても心落ち着く素晴らしい神社です。

ご祭神

  • 吉田松陰(よしだしょういん)

【吉田松陰先生について】
吉田松陰とは、長州藩(今の山口県萩市)出身の勤王志士で、安政の大獄の折に投獄され処刑された人物です。

また、吉田松陰と言えば、境内にレプリカもありますが、松下村塾で有名です。

松下村塾は、元々は叔父の玉木文之進が開いた塾で、あとを引き継いで弟子たちを教育したのですが、松陰先生です。
松陰先生の最大の功績は、後々の世で活躍する多くの優秀な人材を育て上げたことです。

高杉晋作や久坂玄瑞、伊藤博文、山県有朋、入江九一、前原一誠、品川弥二郎、吉田稔麿など、
名前を上げればきりがないくらいに、本当に多くの人材が出ています。

また、
ペリー来航時には、夜の海に子船を出して船に乗り込み密航しようとしたり
老中間部詮勝の暗殺計画を立てようとしたり
と、過激な行動に出ることもありましたが、
その行動力には抜きんでたものがあり、ぜひあやかりたいものです。

 

最寄り駅は東急世田谷線「松陰神社前駅」です。
もし渋谷を経由される場合には、渋谷駅南口から「上町行き」や「祖師ヶ谷大蔵駅行き」のバスが出ているので、そちらで向かった方が楽です。
※下車するバス停は「松陰神社前」です。

今回は、「松陰神社前」バス停から向かいました。

バスを降りると、世田谷通りを渡り、商店街へ向かいます。
※降りた停留所とは、世田谷通りを挟んで反対側に商店街があります。

その商店街を歩いて、商店街を抜けた場所に神社があります。

ご由緒

コピペですが、ご由緒も載せておきます。

吉田松陰先生は安政6年10月27日、安政の大獄に連座し江戸伝馬町の獄中にて30歳の若さで刑死されました。その4年後の文久3年、松陰先生の門下生であった高杉晋作、伊藤博文、等によってこの世田谷若林の地に改葬されました。神社所在地一帯は江戸時代から長州毛利藩藩主毛利大膳大夫の別邸のあったところで大夫山と呼ばれていたそうです。 明治15年11月21日松陰先生門下の人々が相謀り、墓畔に社を築いて先生の御霊を祀り忠魂の鎮座するところとなりました。今日の社殿は昭和二年から三年にかけて造営されたものです。近年は学問の神として崇敬を集め参拝者は全国各地に及んでいます。

境内の紹介

商店街を抜けると、松陰神社の入り口が見えてきます。

綺麗に整備されており、気持ちよく参拝できそうです。

まずは、大きな鳥居と社号標があります。

鳥居の前で一礼してから奥に入り、参道を進んでい行きます。

松陰神社の参道は、拝殿までまっすぐ伸びていて、両脇には桜の木が植わっています。

※桜の花が咲く季節はとても綺麗で、花見客も多くなるので特に賑わいます。

途中、左手には神楽殿もあります。

こちらの神楽殿は、毛利家により寄贈されたものらしいです。
※平成12年に大改築されています。

時々開いていることもありますが、基本的には閉じてあります。

右手には、松陰先生のブロンズ像も置かれています。

さらに進むと、手水舎があるので、そちらでお清めを行います。

お清めを行った後は、いよいよお参りです。

こちらが社殿(拝殿)です。

神社創建時には、弟子の高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋らにより建てられた社殿ですが、
現在の社殿は昭和2~3年に建て替えられたものです。

私は神社が好きで、週末には多くの神社を巡っていますが、
松陰神社の社殿には、他の神社にはない風格のようなものがあります。

近づいてもう一枚。

お参りした後は、社殿に向かって左手に社務所があるので、そちらで、お守りや御朱印などを頂くことができます。
絵馬も売られているので、そちらも社務所で購入できます。

こちらが、おみくじを結ぶ場所です。

こちらが、絵馬かけ所です。

徳富蘇峰植樹の碑 と 松陰神社の道標

手水舎の奥には、「徳富蘇峰植樹の碑」と「松陰神社の道標」があります。

石燈篭

こちらの石燈篭は、桂小五郎、伊藤博文、山縣有朋、毛利家、その他、松陰先生にゆかりのある方々から寄贈されたもので、
全部で32基もあります。

近くに奉納者を記載した掲示板があるので、誰がどの石燈籠を寄贈したのか探してみるのも面白いです。

松下村塾のレプリカ

松下村塾は、拝殿に向かって右手にあります。
こちらが入り口です。

こちらの松下村塾はレプリカですが、久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋など多くの志士たちが学んでいる情景を思い浮かべると、
感慨深いものがあります。。

こちらが玄関になります。

で、こちらが講義堂です。

ここで多くの志士たちが学んだんですね。
レプリカですが。

別の角度からもう一枚。

こちらに、こちらにも松陰先生の像があります。

神社の境内の一角にあって、幕末の歴史を感じられる場所になっています。
歴史好きにはたまらないですね!

松陰先生他烈士墓所

本殿にお参りした後は、当然、松陰先生のお墓へもお参りしています。

手水舎の横にある細い参道からお参りできます。

突き当りまで進むと、右手にもう一つ鳥居があります。


こちらは、木戸孝允により寄進された鳥居らしいです。

松陰先生他烈士墓所です。

真ん中が松陰先生のお墓で、その左右には、小林民部頼三樹三郎来原良蔵多々良などのお墓があります。

子爵野村靖並びに夫人墓碑です。

来原良蔵妻和田春子墓碑です。

中谷正亮源實之墓碑です。

長藩第四大隊戦死者招魂碑です。

徳川家により奉納された燈籠もあります。

御朱印

【通常の御朱印】

【限定御朱印】
私はまだ頂けていませんが、「例大祭」と「月命日」の御朱印もあります。
■例大祭御朱印:4月27日と10月27日のみ
■月命日御朱印:毎月27日のみ(4月と10月を除く)

松陰神社の詳細

参拝時間

参拝(開門時間):午前7時~午後5時
お守り、お神札受付:午前9時~午後5時
ご祈祷受付:午前9時~午後4時

ホームページ

https://www.shoinjinja.org/

アクセス

最寄り駅

東急世田谷線「松陰神社前駅」下車 徒歩約3分
※商店街を抜けた場所にあります。

【その他アクセス方法】
渋谷からだと、南口からバスも出ています。

地図

〒154-0023 東京都世田谷区若林4-35-1

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