岸壁に佇む神秘の神社「鵜戸神宮」へ

【宮崎県日南市】鵜戸神宮(うどじんぐう)について

南国風情漂う宮崎県日南市に鎮座されている鵜戸神宮の紹介です。

洞窟の中に本殿が建てられている非常に珍しい神社で、
岸壁に沿って作られた本殿へ向かう朱色の階段の風景がとても美しい神社です。

テレビや絶景を紹介するサイトなどでも度々見かける神社なので、恐らく、一度は目にしたことがあると思います。

メインでお祀りしているのが日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊という神様!
読み方が難しいですが、「ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと」と読みます。

で、日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊がどのような神様かというと、
神武天皇のお父さんに当たる神様で、この鵜戸神宮は日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊を生むために作られた産屋跡と言われています。
つまり、日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊の誕生の地ということですね。

日本神話の中でも非常に重要な神社の一つで、神社好きの方には一度は参拝していただきたい神社です。

因みに、アクセスは悪いです。
電車は通っていないので、車のない方は宮崎駅から路線バスで60分程掛かります。
路線バス1本で行けますが、
時間に余裕のある方は、青島神社と同じ路線なので、計画的に乗り換えて同時に参拝することも可能です。
※宮崎駅の駅ビルの中にある観光案内所で聞くと、詳しく行き方を教ええ頂けると思います。

御祭神

・日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)
・大日孁貴(おおひるめのむち)(天照大御神)
・天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)
・彦火瓊々杵尊(ひこほのににぎのみこと)
・彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)
・神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこのみこと)(神武天皇)

ご利益

縁結び恋愛成就のご利益が有名らしいです。
また、日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊の産屋跡とされており、安産祈願のために参拝される方も多くいらっしゃいます。

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境内

今回はバスでの移動になるので、バス停近くある八丁坂からの参拝になります。


こちらの階段を上ったところに大きな社号票があります。


この社号標のところで「八丁坂参道」と「新参道」に分かれます。

八丁坂参道です。

写真の通り、かなりきつい階段を上っていくことになります。
体力的にきつい方は、無理せずもう一方の新参道から参拝されることをおすすめします。

今回は新参道から参拝しました。

こちらの参道を進んでいくと、途中でトンネルがあります。

ここから本殿までは徒歩で15分くらい掛かるので、のんびり周りの景色を眺めながらの参拝になります。

歩いていると、途中、神門が見えてきます。

さらに進んでいくと、立派な楼門が見えてきます。

楼門を超えてさらに進んでいくと、千鳥橋という朱色の橋が見てきます。

とても美しい橋だったので、思わず写真を一枚撮ってみました。

千鳥橋を越えた辺りから兎(うさぎ)の像もところどころに置かれています。

は鵜戸神宮の使いとして有名です。
ぜひ探してみて下さい。

こちらは手水舎です。

こちらでお清めを行います。

ここから本殿まではまだ少しあります。

途中、大きな運玉の石像もありました。

福注連縄(ふくしめなわ)です。

この福注連縄で身体の悪いところを撫でて心身を清めることで、開運招福、身体健全のご利益を頂くことが出来ます。

そばには玉橋があります。

ここまでくれば本殿までは直ぐです。

こちらが玉橋からの風景です。


この階段を下っていくと、いよいよ本殿です。

こちらが本殿前の鳥居になるので、一礼して奥に進みます。

で、こちらが本殿です。

お参りの作法は他の神社と同じです。
二拝二拍手一拝でゆっくりとお参りして下さい。

洞窟内には、本殿以外にもいろいろなものがあります。
本殿に向かって左側から廻っていきます。

皇子神社です。

彦五瀬命(ひこいつせのみこと)をお祀りしている神社で、本殿のすぐ側にあります。
明治維新後に現在地に遷座されたそうです。

因みに、彦五瀬命とは神武天皇(初代天皇)のお兄さん(長兄)に当たる神様です。

九柱神社です。

9柱の神様(神直毘神・大直毘神・伊豆能売神・底筒男神・中筒男神・上筒男神・底津綿積神・中津綿積神・上津綿積神)をご祭神としてをお祀りしている神社です。
※神様は1柱、2柱・・と数えます。

撫でうさぎです。

鵜戸神宮では兎(うさぎ)を神使としてお祀りしており、
こちらの撫でうさぎ病気平癒開運飛翔のご利益を得られると言われています。

御霊石(ごれいせき)です。

室町時代中頃より祀られている古い霊石で、願い事が諸願成就し、国家安泰を祈祷していると伝えられています。

お乳岩です。

豊玉姫が、両乳房をご神窟にくっつけて行かれたと伝えられており、現在でも水が滴っております。
安産、育児を願う人々から信仰されています。

お乳水です。

お乳岩から滴り出る水で、飲むこともできます。
かつて、このお乳水から飴を作り御祭神をお育てしたと伝えられているそうです。

産湯の跡です。

洞窟内を左側から廻った際、最後にあるのが福智神社、住吉神社、火産霊神社の3社が一緒になっているお社です。

福智神社では仁徳天皇、
住吉神社では底筒男神・中筒男神・上筒男神、
火産霊神社では火産霊神をお祀りされています。

霊石亀石と運玉

こちらは霊石亀石とよばれる岩で、本殿そばの岩壁の前から見ることが出来ます。

豊玉姫が出産の為に乗ってきた亀石と言われていて、真ん中あたりに窪みが見えると思います。
この窪みに運玉と呼ばれる玉を投げて入れることが出来ると、願い事が叶うと言われています。
因みに、男性は左手女性は右手で願いを込めながら投げて下さい。

運玉は5個100円で売られているので、ぜひ挑戦してみて下さい。

鵜戸稲荷神社と恵比寿神社

鵜戸稲荷神社へはこちらから参拝します。

稲荷神社で良くみられる千本鳥居です。

で、千本鳥居を上った場所にあるのが、鵜戸稲荷神社です。

直ぐ近くには恵比寿神社もあるので、そちらへも参拝します。

御陵墓と波切神社

御陵墓波切神社へは鵜戸稲荷神社の直ぐ隣にあるこちらの入り口から向かいます。

少し進むと、御陵墓へ向かう道と波切神社へ向かう道の分岐点があります。

ここからがかなりきつい参拝になりました。

まずは御陵墓からです。

波切神社です。

波切神社の奥には、波切不動尊もあります。

御朱印とお守り

こちらは、鵜戸神宮の御朱印です。

あと、せっかく鵜戸神宮まで来たので運気上昇御守を頂きました。

ご由緒

https://www.udojingu.com/goyuisyo/

開閉門時間

4月~9月:午前6時~午後7時
10月~3月:午前7時~午後6時

ホームページ

https://www.udojingu.com/

アクセス

最寄り駅

・宮崎駅から路線バス(日南行、飫肥行、都井岬行)で約60分 => 鵜戸神宮で下車
自動車の場合、宮崎市内から国道220号線で約60分

JR宮崎駅から伊比井駅または油津駅まで移動して、そこからバスで移動する方法もあります。
※伊比井駅、油津駅からは、共に路線バスで約15分です。

地図

宮崎県日南市大字宮浦3232番地

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