今回紹介するのは、京都嵐山にある車折神社(くるまざきじんじゃ)の紹介です。
境内には、芸能の神様を祀る芸能神社もあり、多くの芸能人が玉串を奉納されています。
電車を使えば嵐山駅からも近く、観光スポットとしてもおすすめの神社です。
車折神社への参拝を計画されている方は、ぜひ当記事もチェックしてください。
車折神社(くるまざきじんじゃ)は学業成就、商売繁盛、恋愛成就のスポット
車折神社は、嵐山駅から嵐電で約3分、京都駅からでも約25分くらいの場所に位置し、観光にもおすすめの神社です。
清水寺や伏見稲荷大社といった京都を代表するスポットと比べると知名度はなく、全国的にはそれ程知られていないです。
その為、穴場とも言えるスポットで、朱色の綺麗な社が特徴のおすすめの神社です。
嵐山に行かれる方は、ぜひ立ち寄って欲しい素晴らしい神社です。
車折神社のご祭神は、平安時代後期に実在した儒学者「清原頼業公」で、そのご神徳から学業成就や合格祈願の為に参拝される方が多いです。
また、後で紹介しますが、境内にある末社「芸能神社」が非常に人気です。
名前の通り芸能に関係する方が多く参拝され、人気芸能人の方も「玉垣」を奉納されていることから、女性を中心にとても賑わっています。
それと、忘れてはいけないのが「願い事を叶えるパワーストーン」として人気の祈念神石(きねんしんせき)です。
車折神社は石にまつわるパワースポットもあり、神主様によりお祓いされた祈念神石が入ったお守りを頂くこともできます。
車折神社を参拝される際には、ぜひ頂いて帰ることをおすすめします。
もう一点、車折神社は桜の宮と呼ばれていたほどに有名な桜(さくら)の名所でもあります。
毎年3月上旬に咲き始める河津桜を皮切りにして、4月下旬ころまで様々な種類の桜が咲き誇ります。
その桜も、車折神社の見どころの一つです。
他にも、境内には摂社・末社の数も多く、非常に見どころの多い神社です。
ご祭神・ご利益
ご祭神
- 清原頼業(きよはら よりなり)公
ご利益
- 学業成就、試験合格
- 金運アップ、財運アップ
- 商売繁盛
- 良縁成就、恋愛成就
ご由緒
コピペですが、ご由緒も載せておきます。
ご祭神・清原頼業公は平安時代後期の儒学者で、天武天皇の皇子である舎人親王の御子孫にあたり、一族の中には三十六歌仙の一人である清原元輔、その娘、清少納言らの名も見られます。
頼業公は大外記の職を24年間も任め、和漢の学識と実務の手腕は当代無比といわれ、晩年には九条兼実から政治の諮問にあずかり、兼実から「その才、神というべく尊ぶべし」と称えられた程です。第一鳥居
頼業公は平安時代末期の1189年(文治5年)に逝去され、清原家の領地であった現在の社地に葬られ、廟が設けられました。やがて頼業公の法名「宝寿院殿」に因み、「宝寿院」という寺が営まれました。この寺は室町時代に至り、足利尊氏によって嵐山に天龍寺が創建されると、その末寺となりました。
また、頼業公は生前、殊に桜を愛でられたのでその廟には多くの桜が植えられ、建立当初より「桜の宮」と呼ばれていましたが、後嵯峨天皇が嵐山の大堰川に御遊幸の砌、この社前において牛車の轅(ながえ)が折れたので、「車折大明神」の御神号を賜り、「正一位」を贈られました。これ以後、当社を「車折神社」と称することになりました。車折神社の境内
鳥居と参道
車折神社の最寄り駅は嵐山本線(嵐電)「車折神社駅」になり、駅を出ると神社はすぐ目の前にあります。
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こちらが鳥居と社号標です。
鳥居をくぐると、その奥には参道があります。
因みに、こちらは裏参道になるので、表参道から参拝されたい方は、そちらにお回り下さい。こちらの参道から参拝すると、まず目に入るのが地主神社です。
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地主神社
地主神社のご祭神は嵯峨天皇です。
嵯峨天皇は嵯峨を非常に愛された方で、この地の発展の為にお祀りされているそうです。次に見えてくるのが弁天神社です。
↓弁天神社(滄海社)
弁天神社は、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、いわゆる弁財天様をお祀りされている神社です。弁財天様と言えば、ご利益は金運・財運や幸福です。
また、絶世の美女との評判が高く、金満美麗のご利益を授かることが出来ます。↓
清めの社
こちらは清めの社です。
真ん中に立つ円錐形の立砂は石をモチーフにしており、以上に強力なパワースポットとして知られています。こちらでは、悪運や悪い因縁を断ち切り、災厄を症状するご利益があると言われています。
清めの社の前を通りさらに進むと、2つ目の鳥居があります。
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こちらの鳥居をくぐりさらに進むと手水舎があるので、そちらでお清めを行います。
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こちらは、3つ目の鳥居です。
この鳥居をくぐると、ご本殿(社殿)があります。ご本殿(社殿)
こちらの拝殿からご本殿にお祈りします。特に大きいわけではないですが、きれいに整った社殿です。
少し離れたところからもう一枚。
本殿の裏手には、八百萬神社(やおよろずじんじゃ)もあります。
↓八百萬神社(八百万神社)
八百萬神社では、その名の通り八百万の神様をお祀りされているそうです。
八百万の神様に一度にお参りできるのも贅沢な話ですが、
こちらでは八百万の神の広大なネットワークにあやかり、人脈を広げたい方にご利益があるそうです。また、社殿の前には、願い事が叶った多く方が奉納された石も積まれていました。
こちらの石は特に決まった石でなくてもよく、
祈念神石により願い事が叶った方が石にお礼の言葉を書いて納ていかれるそうです。※祈念神石は、願い事が叶ったら、本殿側にある「古神札・神石・扇子納め所」に収めて下さい。
芸能神社
ご祭神は天宇受売命(あめのうずめのみこと)で、芸能や芸術などの分野に関わっている方が多く参拝されます。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)が天岩戸にお隠れになって世界が暗黒になった時、「天の安河」に集まり話し合いが行われました。
そして、天宇受売命が岩戸の前で舞を行い、天照大御神を岩戸から引っ張り出すきっかけを作ったと言われています。有名な「天岩戸神話」なのでご存じの方も多いですよね。
この逸話により、天宇受売命は芸能の神様と言われており、芸に関する様々な人から信仰されています。芸能神社には多くの有名人の方が玉垣(たまがき)と呼ばれる朱色の板のようなものを奉納されます。
このような感じで至る所に所狭しと奉納された玉垣が並べられています。
こちらは、若い女性の参拝者?が多く、知っている有名人が奉納された玉垣を見つけては、写真を撮って楽しんでいました。
恐らく、本体の車折神社よりもこちらの芸能神社の方が人が多く、人気があるようでした。清少納言社
名前の通り、清少納言をお祀りされている神社です。
清少納言については、おそらく誰もがご存知だと思いますが、枕草子を書かれた平安時代に活躍された女流作家で、
車折神社のご祭神 清原頼業と同じ一族と言われています。才色兼備と言われていた清少納言にちなんで、そのままですが、才色兼備のご利益を授かることが出来ます。
辰巳稲荷社(たつみいなりしゃ)
ご祭神は、五穀豊穣の神様 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)です。
大国主神社
ご祭神は大黒様です。
出雲大社の神様 大国主命として有名な神様ですね。ということは、ご利益は、やはり縁結びですかね!?
水神社
ご祭神は、罔象女神(みつはの めがみ)で、水神様(龍神様)をお祀りする神社です。
得られるご利益は甚大で、竜神様にちなんで、昇龍の如く運気・才知が向上するそうです。
愛宕神社
水神社の向かい側にあるのが愛宕神社です。
愛宕神社といえば、火伏せ・防火のご利益です。
目の前にあるのが水神社というのは、水と火の関係で面白いですね!
狙って配置されたのですかね!?小唄堀派祖霊社
堀派(ほりは)とは、堀小多満により創立された小唄の流派で、その祖先を祀る、いわゆる祖霊社です。
葵忠社(きちゅうしゃ)
幕末に勤王家として活動した福田理兵衛(ふくだりへえ)をお祀りする神社です。
神明神社(しんめいじんじゃ)
ご祭神は、天照大神です。
※神明神社とは、伊勢神宮(主祭神は「天照大御神」)を総本社とする神社です。天満天神社(そらみつあまつかみじんじゃ)
雷よけ、農業・園芸の守護神 天満大神をお祀りする神社です。
最後に、表参道の写真もアップしておきます。
↓朱色の大鳥居と表参道
表参道にある朱色の大きな鳥居です。
本来は、こちらの大鳥居の前で一礼して参拝するのがいいのかもしれないですね。こちらが表参道の社号標です。
こちらは社号標側にある第3の鳥居で、ここから中門まで長い参道が続きます。
表参道だけあって、裏参道よりも花がある感じですね。
思わず写真を撮りたくなる風景です!車折神社の御朱印
車折神社で頂いた御朱印がこちらです。
車折神社の詳細
参拝時間
参拝:自由
社務所受付:8:30~17:30ホームページ
http://www.kurumazakijinja.or.jp/
アクセス
最寄り駅・バス
【電車】
京福電鉄 嵐山本線(嵐電)「車折神社」下車すぐ【バス】
京都市バス・京都バス「車折神社前」下車すぐ地図
〒616-8343 京都府京都市右京区嵯峨朝日町23