根津神社~文豪に愛された由緒ある神社です

根津神社~文豪に愛された由緒ある神社です

【文京区】根津神社(ねづじんじゃ)について

根津神社とは、文京区根津鎮座されており、東京十社にも含まれる都内でも有名な神社です。
敷地も広く、7つもの門や建物が重要文化財に登録されている見どころの多い神社です。

創建年は不明と言われていますが、日本武尊(やまとたけるのみこと)により、1900年近く前に創祀(そうし)されたと言われており、とても由緒ある神社です。
※創祀とは、神様を祀り始めることをいいます。ざっくりと、神社の始まりみたいなものと考えて貰っていいです。

乙女稲荷の千本鳥居は、京都の伏見稲荷神社を思わせるすごく印象的な鳥居です。
海外からの観光客も多く、フォトスポットとしても有名です。

都内でも、千本鳥居を見られる神社はいくつかありますが、私はこちらの千本鳥居が一番おすすめです。

また、森鴎外や夏目漱石といった文豪にもゆかりのある神社で、つつじの名所としても有名です。

御祭神

■御祭神は、
・須佐之男命(すさのおのみこと)
・大山咋命(おおやまくいのみこと)
・誉田別命(ほんだわけのみこと)

■相殿神は、
・大国主命(おおくにぬしのみこと)
・菅原道真公(すがわらのみちざねこう)
です。

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境内

表参道口の鳥居

鳥居は、北口、西口、表参道口(南側)の3か所に設置されていますが、
今回は表参道口からのお参りです。
表参道口の鳥居

神橋

表参道口をくぐって進んでいくと、神橋が見えてきます。
神橋

楼門

神橋を渡ると、目の前には、朱色の楼門が見えてきます。
国の重要文化財にも指定されている綺麗な門です。
楼門

舞殿

楼門をくぐって進むと、途中右側に見えるのが舞殿です
舞殿

唐門と透塀

さらに進むと、唐門と透塀が見えてきます。
こちらも、共に重要文化財に指定されています。
唐門

唐門をくぐり中に入ると社殿がありますが、
その前に、脇にある手水舎(ちょうずや)で手を清めます。
根津神社 手水舎

手を清めた後は、早速社殿へお参りです。

社殿(本殿)

こちらが社殿です。
こちらも、重要文化財に指定されていて、歴史的にも非常に貴重な建物です。
社殿
たまたま人が少しはけたタイミングで写真を撮ったので、数人の参拝客しか映っていませんが、
休日の午後からの参拝だったので、
社殿の前には多くの参拝客の方の列ができていました。

お参りが済んだ後は、社殿の右側に社務所があるので、
御朱印やお守りなどを求めて参拝された方は、そちらで頂くことができます。

参拝を終えて、御朱印を頂いた後は、いよいよ千本鳥居へ向かいます。

千本鳥居

こちらが、千本鳥居の写真です。
千本鳥居
こういう時、いつも思うのは、もう少し写真を撮る技術があればな。。
ということです。

みたまんまの印象をそのまま写真にするのが難しいので、伝わりにくいですが、
実際に見ると、もっと綺麗で、思わず写真を撮りたくなる場所です。

で、私は、楼門横側の入り口から鳥居の中を進んで行ったのですが、
しばらく進むと、乙女稲荷の社殿が見えてきます。

【末社】乙女稲荷

こちらが、乙女稲荷神社です。
乙女稲荷

こちらは、別角度から撮った写真です。
乙女稲荷
こちらの神社のご祭神は、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)、いわゆる、お稲荷様ですね。

倉稲魂命と言えば、「穀物の神」として知られていますが、京都の伏見稲荷大社のご祭神としても有名だと思います。

因みに、「うかのみたまのかみ」と言えば、私は「宇迦之御魂神」の漢字を思い浮かべますが、
ウィキペディア情報によると、日本書紀では「倉稲魂命」と表記するそうです。

【末社】駒込稲荷

駒込稲荷

こちらの神社のご祭神は、伊弉諾命(いざなぎのみこと)伊弉冊命(いざなみのみこと)倉稲魂命(うかのみたまのみこと)級長津彦命(しなつひこのみこと)級長戸辺命(しなとべのみこと)

これで、一回り出来ました。

他にも、
徳川第6代将軍・家宣の胞衣(胎児を包んだ膜と胎盤)を埋めたとされる徳川家宣胞衣塚や、
神社の近くに住んでいた森鴎外、夏目漱石などにゆかりのある文豪の石
元々は、東大農学部前の本郷追分に祀られてた塞大神碑
森鷗外か寄贈したと言われる森鴎外碑銘水という水飲み場、
など、境内には多くの見所があります。

それに、
2000坪もあるつつじ苑には、約100種3000株のつつじが植えられています。
つつじの見頃は4月中旬から下旬で、文京つつじまつりも開催されるので、興味のある方は、ぜひ一度訪れてみて下さい。

夏なので、時期的に花は咲いていませんが、こちらがつつじ苑です。
根津神社のつつじ苑

さらに、毎年秋には、根津神社で開催される根津・千駄木下町まつりも有名で、
模擬店も多く出ていて、下町情緒あふれる楽しい祭りです。

フリーマーケットも出ているので、掘り出し物も見つかるかもしれないですね。

こちらの祭りも、ぜひ一度訪れてみたいですね!

北口参道

帰りは、北口参道から出て、参拝終了です。
北口参道

御朱印

根津神社の御朱印

ご由緒

景行天皇の御代日本武尊が駒込の地に創祀、後文明年間に太田道灌が社殿を奉建した。
 現在の社殿は宝永三年五代将軍徳川綱吉が嗣子家宣の氏神社として当地に奉建したもので、社殿の他にも当時の唐門、透塀、楼門等の結構がすべて現存、国の重要文化財に指定されている。またその祭礼は天下祭として有名で今に伝えられている。
 境内は7000坪、古来つつじが岡と称せられ、今も花季には100種3000株が咲き競う名勝である

参拝時間

唐門閉門時間:3月~9月 18時 | 2月と10月17時30分 | 11月~1月 17時
授与所:閉門30分前まで
御祈祷受付:閉門1時間前まで

ホームページ

http://www.nedujinja.or.jp/

アクセス

最寄り駅

千代田線「根津駅」より徒歩5分
千代田線「千駄木駅」より徒歩5分
南北線「東大前駅」より徒歩5分
三田線「白山駅」より徒歩10分

地図

〒113-0031 東京都文京区根津1-28-9

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