今回紹介するのは、宮崎県高千穂市にある天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)です。
天岩戸をご神体としてお祀りしており、高千穂を訪れ際にはぜひ参拝して頂きたいおすすめの神社です。
天岩戸神社へ参拝される方は、その前に当ブログもチェックして頂けると幸いです。
天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)について
太陽の神「天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)」が天岩戸(あまのいわと)にお隠れになった天岩戸伝説。
日本神話に登場する有名なお話しなんで、恐らく皆さんご存じだと思います。
その天岩戸をご神体としてお祀りしているのが、宮崎県高千穂市に鎮座されている天岩戸神社です。
岩戸川(いわとがわ)を挟んで西本宮と東本宮があり、共に天照皇大神をご祭神としてお祀りされています。
また、天照皇大神が天岩戸へお隠れになられた際に、八百萬神がお集まりになり、話し合いをされたと伝えられている天安河原(あまのやすかわら)もあり、
天岩戸神社と共に多くの方がお参りされています。
天岩戸神社は、とても神秘的で、人生で一度は行ってみたい神社です。
こちらのブログを見て心動かされたという方は、
宮崎県外からだと行くのが少し大変ですが、ぜひ訪れてみて下さい。
ご祭神
■西本宮
・大日霎尊(おおひるめのみこと) ※天照皇大神の別名
■東本宮
・天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)
■天安河原宮
・思兼神(おもいかねのかみ)
・八百萬神(やおよろずのかみ) ※全ての神様のことを指します
※思兼神は、天安河原に集まった八百萬神に対して、天照皇大神を岩戸の外に出すための知恵を授けたとされている神様です。
ご利益
- 心願成就
- 開運除厄
- 運気上昇
ご由緒
コピペですが、ご由緒も載せておきます。
古事記(こじき)、日本書紀(にほんしょき)等に皇祖天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)は御弟素盞鳴尊(すさのおのみこと)を御避け遊ばして暫く天岩戸(あまのいわと)へ御籠り遊ばされた事を記して居ますが、当神社は其の霊蹟天岩戸(あまのいわと)を斎ひ奉る神社です。
境内社殿の背後断崖の中腹に御窟あり天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)籠らせ給ひし処と伝へ、古より其の御神域を御神体としてお祀り致して居ります。
社殿は東本宮(ひがしほんぐう)と天岩戸(あまのいわと)直拝の西本宮(にしほんぐう)と岩戸川(いわとがわ)の渓谷を挟み相対して御鎮座ましますが東本宮(ひがしほんぐう)関係の昌泰(しょうたい)年間の記録に天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)、天岩戸(あまのいわと)より御出ましの節、思兼神(おもいかねのかみ)其の御手を取りて東本宮(ひがしほんぐう)の土地に御造営の御社殿へ御鎮りを願ったと記してあります。
弘仁壬辰三歳中秋には三田井(みたい)候の遠祖、大神大太惟基(おおかみたゆうこれもと)公霊夢に恐惶して頽廃せる社殿を再興し深く其神明を崇敬したと申します。
又神社に由縁の舞楽として岩戸神楽(いわとかぐら)三十三番の古雅なる手振を宮司社家代々伝へ氏子達習ひ伝へて祭典に奉奏する外、毎年十一月下旬より二月初旬にかけ、各集落において、民家に〆かざりして終夜舞続け黎明に及びて岩戸開(いわとびら)きと称するを舞納むる慣習があります。
住時名士の此の地を訪ふ者も多く寛政の奇士高山彦九郎(たかやまひこくろう)の参詣紀行あり薩摩の歌人八田知紀(はったとものり)礼参し、水戸の烈土井上主人義秀(いのうえもんどよしひで)等八名参籠して俳句「落つるには 手もなきものよ 蝸牛(かたつむり)」を残して居ます。
又大宝の昔京都神祇宮卜部朝臣(うらべあそん)参拝の記録あり相当古くより中央に認られて居た事が考えられます。
皇室の崇敬も厚く秩父宮殿下、秩父宮妃殿下、高松宮殿下、三笠宮殿下、朝香宮殿下、常陸宮(義宮)殿下を始め皇族、侍従の代参等、度々の御参拝がありました。
天岩戸神社への参拝
天岩戸神社には、西本宮と東本宮があります。
まずは、西本宮からです。
↓
西本宮(にしほんぐう)
西本宮のご祭神は大日霎尊(おおひるめのみこ)で、天照皇大神がお隠れになった天岩戸をご神体としてお祀りしている神社です。
天岩戸は、岩戸川を挟んで西本宮とは逆側の壁の中腹にあります。
一般的な神社のような本殿は西本宮にはなく、天岩戸を拝むための拝殿のみがあります。
参拝はこちらの参道からです。
参道を進んでいくと、大きな鳥居が見えてきます。
鳥居の横には天照皇大神もいらっしゃいます。
鳥居の前で一礼し、さらに参道を進んでいくと、2つ目の鳥居が見えてきました。
鳥居をくぐりさらに進むと手水舎があります。
参拝の前には、必ずこちらの手水舎でお清めを行います。
お清めが終わると、さっそく参拝です。
拝殿はこちらの門の奥にあります。
こちらが拝殿です。
案内時間は以下で確認して下さい。
https://amanoiwato-jinja.jp/publics/index/7/#block117-142
拝殿の隣には天安河原遙拝所もありました。
こちらは、西本宮にあるご神木の「招霊の木(おがたまのき)」です。
天照皇大神が天岩戸にお隠れになった際に、岩戸から天照大神に出てきてもらうために舞を舞ったのが天鈿女命(あまのうずめのみこと)です。
その天鈿女命が舞の際に手に持っていたのが招霊の木の枝と言われています。
東本宮(ひがしほんぐう)
東本宮は、西本宮から徒歩で10分ほどの場所にあり、天照皇大神が天岩戸から出て最初にお住まいになられた場所をお祀りしています。
参拝はこちらの階段からです。
階段を少し進むと、右手には天鈿女命(あめのうずめのみこと)がいらっしゃいます。
招霊(おがたま)の木の枝を手に持ち舞をされている姿の像になります。
階段を上っていくと途中に手水舎があるので、必ずお清めを行うようにしましょう。
↓
ここまでくると、本殿までは直ぐです。
階段を上りきると小さな鳥居があり、その奥には本殿が見えています。
それでは、さっそくお参りです。
お参りは拝殿からになります。
形の整った美しい形の拝殿です。
拝殿の前には4本の木が植えられおり、それが、さらに東本宮の神秘的な雰囲気を醸し出しています。
東本宮にあるご神木「七本杉」です。
数えてみると7本ではなく9本ありますね。
これは、根っこの方を見れば分かります。
七本杉とは、同じ根から伸びている右側の7本の杉を指しているらしく、
左側の2本は別の杉になります。
天安河原宮(あまのやすかわら)
西本宮より500メートルほど離れた場所(徒歩15分くらい)にあるのが天安河原です。
西本宮の境内に案内版のようなものが出ているので、迷わずにたどり着けると思います。
間口40メートル、奥行き30メートルくらいの大きな洞窟で、
思兼神を主祭神、八百萬神を配神としてお祀りしています。
八百萬神がお集まりになり、天岩戸にお隠れになった天照皇大神を連れ出すための話し合いを行ったのがこの天安河原と伝えられており、
小さな社(やしろ)と鳥居が建てられています。
天安河原へは、川沿いに沿って移動します。
西本宮より15分ほど歩いていくと、天安河原(洞窟)がようやく見えてきました。
こちらが鳥居です。
鳥居の奥には小さなお社があります。
お参りはこちらのお社で行います。
また、天安河原にいくと多くの石が積まれているのを見かけます。
願いを込めた小石を積むと、その願いが叶うと言われているらしく、
天安河原を訪れた多くの方が小石を積んでいかれるのだと思います。
天岩戸神社の御朱印
天岩戸神社では、天岩戸神社と天安河原宮の御朱印を頂くことができます。
【天岩戸神社の御朱印】
【天安河原宮の御朱印】
天岩戸神社の詳細
参拝時間
社務所:8:30~17:00
※詳しい参拝可能時間は分かりませんが、私が7時前に訪れた際には参拝できました。
ホームページ
アクセス
最寄り駅
・熊本駅、熊本空港→宮崎交通 特急バス「高千穂号」→高千穂バスセンター→路線バス→天岩戸神社
・延岡駅→宮崎交通 路線バス→高千穂バスセンター→路線バス→天岩戸神社
高千穂バスセンターの近くにはタクシー会社もあるので、ゆっくりと移動したい方にはタクシーでの移動もおすすめです。
あと、そもそも高千穂バスセンターからのバスの本数も多くはないです。
車
・福岡、佐賀、長崎方面から => 九州道―熊本インター、又は益城熊本空港インターより車約2時間
・鹿児島方面から => 九州道―松橋インター、又は御船インターより車約2時間
空港から
・阿蘇熊本空港より車で約1時間30分
・宮崎空港より車で約2時間15分
地図
〒882-1621 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字天岩戸1073-1