大國魂神社~府中|武蔵野国のパワースポット

大國魂神社~府中|武蔵野国のパワースポット

【府中】大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)について

府中にご鎮座されているとても大きな神社で、東京五社の1社にも数えられています。

創建は111年と古く、1,900年以上も続くとても由緒ある神社です。

ご祭神は、大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)ですが、
こちらの大國魂大神は、島根にある出雲大社の大国主神(おおくにぬしのかみ)と同じ神様とされているそうです。

※この両社は、別々の独立した神社で、例えば、分社というわけではありません。

また、府中一帯は、「武蔵国」と呼ばれていた地域で、
この武蔵国一帯の神様(一之宮から六之宮)を合わせて祀られているから、武蔵国の総社とされています。
その為、「六所宮(ろくしょぐう)」とも呼ばれています

ご利益ですが、
大国主神と言えば、「縁結びの神」として有名ですね。
大國魂大神も良縁・縁結びの神社として有名で、結婚式も多く執り行われています。

他にも、境内には多くの末社があり、様々な神様が祀られているので、そちらも一緒に参拝されることをおすすめします。
きっと、様々なご利益があると思います。

御祭神

・大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)
・御霊大神(ごりょうおおかみ)
・国内諸神
・一之宮(小野大神)
・二之宮(小河大神)
・三之宮(氷川大神)
・四之宮(秩父大神)
・五之宮(金佐奈大神)
・六之宮(杉山大神)

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境内

今回は、府中駅から向かいました。
駅を出て数分歩くと、直ぐに大國魂神社の鳥居が見えてきます。
大國魂神社 入口

大鳥居と社号標

とても立派な大鳥居と社号標です。
大鳥居

社号標

鳥居の前には、狛犬さまもいらっしゃいます。
大國魂神社の狛犬様

大國魂神社の狛犬様

大鳥居とくぐると、長い参道があります。
大國魂神社の長い参道

参道を歩いていると、途中、いくつかの末社もありますが、まずは本殿(拝殿)へのお参りが先なので、あとで戻ってくることにします。

参道を抜けると、随神門が見えてきますが、その前に手水舎があります。
まずは、そこでお清めをしましょう。

手水舎

大國魂神社の手水舎

随神門(ずいじんもん)

髄神門

で、随神門をくぐると、左手には「鼓楼」、右手には「宝物殿」「神楽殿」もあります。

鼓楼(ころう)

鼓楼

鼓楼とは太鼓を設置する為の建物で、緊急事態の発生や時刻を知らせる為に使われたそうです。

宝物殿

宝物殿
中に入ると、1階には「神輿」、2階には「書物」や「刀剣」「仏像」などが多く展示されていました。
せっかくなので、本殿にお参りを済ませた後、宝物殿にも立ち寄ってみると面白いです。
※拝観料200円掛かります。

神楽殿(かぐらでん)

神楽殿

神楽殿とは、神楽を舞うための建物で、

少し進むと、中雀門があります。

中雀門(ちゅうじゃくもん)

中雀門

こちらをくぐると、拝殿が見えてきます。

拝殿

大國魂神社の拝殿

大國魂神社の拝殿

拝殿へのお参りを済ませた後は、社務所で御朱印を頂いて、
その後はゆっくりと末社をお参りして廻りました。

摂末社

【末社】水神社(みずじんじゃ)

水神社

社殿に向かって左側にあるのが、この水神社で、
名前の通り、水波能売命(ミズハノメノミコト)などの水の神様をお祀りされている神社です。

【ご祭神】

水波能売命(ミズハノメノミコト)
加茂別雷命(カモワキイカズチノミコト)
玉依姫命(タマヨリヒメノミコト)
加茂別建角身命(カモワキタケヌミノミコト)

【末社】松尾神社(まつおじんじゃ)

松尾神社
京都にある松尾大社より勧請された神社です。

京都の松尾大社は好きで、何度か参拝したことがあるのですが、
お酒の神様をお祀りされていることでも有名な神社です。

こちらの松尾神社も、近隣の醸造家のために勧請されたそうで、多くの酒樽やビールケースが奉納されていました。
松尾神社に奉納された酒樽

【ご祭神】

大山咋命(おおやまくいのみこと)

【末社】巽神社(たつみじんじゃ)

巽神社

【ご祭神】

市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)
※弁財天として有名な神様です。

【末社】東照宮(とうしょうぐう)

東照宮
東照宮と言えば、説明するまでもないですが、
徳川幕府を開かれた徳川家康公をお祀りされている神社ですね。

家康公が、府中に御殿を建てて鷹狩りを行っていたこともあり、神社とも縁が深かったために、
2代将軍・徳川秀忠によって、こちらに東照宮を作られたそうです。

【ご祭神】

徳川家康公

【末社】住吉神社(すみよしじんじゃ)・大鷲神社(おおとりじんじゃ)

住吉神社・大鷲神社
住吉大社大鷲神社は、共に大阪にある住吉大社大鳥大社の御分霊をお祀りされており、
住吉大社は、海上守護の神、除災招福の神を、
大鷲神社は、開運の神・商売繁盛の神を、
お祀りされています。

【ご祭神】

■住吉神社
表筒男命(うはづつおのみこと)
中筒男命(なかづつおのみこと)
底筒男命(そこづつおのみこと)
■大鷲神社
大鷲大神(おおとりのおおかみ)

【摂社】宮乃咩神社(みやのめじんじゃ)

宮乃咩神社
北条政子(源頼朝の奥さん)の安産を祈願した神社で、
演芸・安産の神様として有名な天鈿女命をお祀りされています。

こちらの神社には、多くの柄杓(ひしゃく)が奉納されていました。
宮乃咩神社の柄杓
安産祈願の際には、底の抜けた柄杓を奉納するらしいです。

【ご祭神】

天鈿女命(あめのうづめのみこと)

【末社】稲荷神社(いなりじんじゃ)

稲荷神社(神戸稲荷神社)
大鳥居のすぐ側には、朱色の鳥居が美しい稲荷神社もあります。

こちらのお稲荷さんは、旧町内神戸(ごうど)の方々に信仰されていたことから、神戸稲荷神社 (ごうどいなりじんじゃ)とも呼ばれているそうです。

稲荷神社(神戸稲荷神社)

ご神木の大銀杏(イチョウ)

ご神木の大銀杏
末社ではないですが、本殿の裏へ回ると、ご神木の大銀杏の木があります。

樹齢1,000年の老木で、こちらも有名なパワースポットになっています。
自然のパワーを求められている方は、こちらへも廻ってみてください。

人形流し(ひとがたながし)

「人形流し」という儀式を体験することもできます。

「人形流し」とは、厄(やく)や穢れ(けがれ)を、人形に移して水に流すことにより取り除くための儀式です。
ご興味のある方は、せっかくなので、こちらも体験されてみてはいかがでしょうか?

社殿に向かって左側に小さな赤い鳥居がありますが、その奥の建物の前で、人形を購入できます。
人形流し

お初穂料は、100円です。
人形流し

こちらから流します。
人形流し

最後に

都内でも有数のパワースポットということもあり、休日は参拝客の方も多いです。
人ごみを避けたい方は、午前中の早い時間に参拝されることをおすすめします。

敷地も大きく、摂末社も多いので、時間をかけてゆっくりと参拝されると、
気持ちも癒されて、多くのパワーを頂けます。

また、例祭の「くらやみ祭り」は、東京都の指定無形民俗文化財にも指定されていて、関東三大奇祭の一つに数えられています。
主に5月上旬に開催されるそうなので、興味のある方は、一度参加してみて下さい。

御朱印

大國魂神社の御朱印

こちらの神社は、お守りの種類も豊富です。
http://www.tokyodaijingu.or.jp/ofuda_omamori/

恋愛成就、縁結びの祈願で参拝される方は、こちらで縁結びのお守りを購入されるといいです。

ご由緒

ご由緒はコピペですが、載せておきます。

当社のご祭神は、大國魂大神[おおくにたまのおおかみ]で武蔵の国魂の神と仰いでお祀りしたものである。この大神は 素盞鳴尊[すさのおのみこと]の御子神で昔この国土を開拓され、人民に衣食住の道を授け、医薬禁厭等の方法をも教えこの国土を経営された。

当社の起源は、人皇第十二代景行天皇41年(西暦111年)5月5日大神の託宣に依って造られたものである。出雲臣天穂日命[いづものおみあめのほひのみこと]の後裔が初めて武蔵国造[むさしのくにのみやつこ]に任ぜられ当社に奉仕してから、代々の国造が奉仕してその祭務を掌られたといわれる。

その後、孝徳天皇(596-654)の御代に至り、大化の改新(645)のとき、武蔵の国府をこの処に置くようになり、当社を国衙の斎場とし、国司が奉仕して国内の祭務を総轄する所にあてられた。

又、国司が国内社の奉幣巡拝、又は神事執行等の便により国内諸神を配祀した、これが即ち武蔵総社の起源である。

後に本殿の両側に国内著名の神、六所[ろくしょ](小野大神・小河大神・氷川大神・秩父大神・金佐奈大神・杉山大神)を奉祀して六所宮とも称せられるようになった。《※注》

寿永元年(1182)に至り、源頼朝が葛西三郎清重を使節として、その室、政子の安産の祈願が行われた。文治2年(1186)頼朝は武蔵守義信を奉行として社殿を造営し、また貞永元年(1232)2月に将軍頼経の代にも武蔵守資頼を奉行として社殿が修造せられた。

又、天正18年(1590)8月、徳川家康が江戸へ入城してからは武蔵国の総社であるために殊に崇敬の誠をつくし、社領五百石を寄進され、社殿及びその他の造営に心力をつくされた。

正保3年(1646)10月、類焼により社殿は焼失したが、寛文7年(1667)将軍家綱の命により、久世大和守広之が社殿を造営し現在に至る。形式は三殿を横につらねた朱塗りの相殿造りで、屋根は流造りであり、慶応年間に檜皮葺(ひわだぶき)が銅葺に改められた。本殿は都文化財に指定されている。

明治元年(1868)勅祭社に準ぜられ、同7年(1874)県社に列し、同18年官幣小社に列せられた。

当社はもともと大國魂神社と称したが、中古以降、武蔵の総社となり、又国内著名の神六所を配祀したので「武蔵総社六所宮」の社号を用い、 明治4年(1871)にもとの社号に復し「大國魂神社」と称するようになった。

当社は神威殊に顕著であるので、古来より崇敬者は、武蔵の国はもちろん、関東一円に亘っている。

5月5日には例大祭が行われるが、この祭が有名な国府祭で、当夜八基の神輿が古式の行列を整え、消燈して闇夜に御旅所へ神幸するので、俗に「くらやみ祭」といわれている。昭和36年(1961)より神輿の渡御は夕刻に改められた。

参拝時間

4月1日~9月14日 => 午前6時~午後6時
9月15日~3月31日 => 午前6時30分~午後5時

ホームページ

http://www.tokyodaijingu.or.jp/

アクセス

最寄り駅

京王線「府中駅」南口より徒歩5分
JR南武線・武蔵野線「府中本町駅」より徒歩5分

地図

〒183-0023 東京都府中市宮町3-1

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