愛宕神社~出世の石段を上って仕事運アップ

愛宕神社~出世の石段を上って仕事運アップ

今回は、虎ノ門にある愛宕神社の紹介です。

「出世の石段」が有名で、ビジネスパーソンを中心に人気の神社です。
愛宕神社への参拝前には、ぜひ当記事もチェックして頂ければ幸いです。

因みに、愛宕神社の本宮は京都の愛宕山にあります。
祀られているのは火の神様「火産霊命(ほむすびのみこと)」で、本来は火伏せのご利益で有名な神社です。

 

愛宕神社について

こちらのページにたどり着いた方は、恐らく有名な「出世の石段」で検索されたのだと思います。
仕事運・出世運にご利益のある神社としては、愛宕神社は都内でも1、2を争う程人気の神社です

噂の出世の石段がこちらになります。
愛宕神社 出世の石段
こんな石段を上らせられたら、そら出世しますよ!と言わんばかりの急な階段です。

それほど大きな神社ではないですが、
常に参拝客が訪れていて、休日には社殿の前に長い列ができるのも当たり前になっています。

もちろん、仕事運アップ・出世運アップだけではなく、

  • 火に関するもの、防火、防災
  • 印刷・コンピュータ関係
  • 商売繁昌
  • 恋愛、結婚、縁結び

といったご利益があります。

愛宕神社は、元々は、徳川幕府を開くにあたり、徳川家康により「防火の神」をお祀りする神社として創建されました。
あの有名な「桜田門外の変」では、浪士たちが愛宕神社で集合して、祈願したと言われています。

また、大政奉還の後に、勝海舟と西郷隆盛が会談を行って、江戸城無血開城を決定した場所でもあります。
歴史的にも非常に重要な場所でもあり、都内在住者にはぜひ一度参拝して頂きたい神社です。

多くの方が出世祈願を目的にして参拝されると思いますが、せっかくなので、幕末の歴史を感じて帰らるのも面白いと思います。

ご祭神

  • 主祭神:火産霊命(ほむすびのみこと)
  • 配祀:罔象女命(みずはのめのみこと)、大山祇命(おおやまづみのみこと)、日本武尊(やまとたけるのみこと)

愛宕神社の歴史

1603年、慶長8年、江戸に幕府を設く徳川家康公の命により防火の神様として祀られました。
慶長15年、庚戊本社をはじめ、末社仁王門、坂下総門、別当所等将軍家の寄進により、建立されました。祭礼などには下附金を賜るほど、当時の幕府の尊崇は篤いものでした。
その後江戸大火災で全焼してしまいましたが、明治10年、9月に本殿、幣殿拝殿、社務所の再建がなりました。
大正12年9月1日、関東大震災に、昭和20年5月24日帝都大空襲により太郎坊神社を残し社殿は焼失しましたが、昭和33年9月、氏子中の寄付により、御本殿、幣殿、拝殿などが再建され、現在に至ります。

愛宕神社の境内

入り口の鳥居

愛宕神社へは、こちらの大きな鳥居から参拝します。
入り口の朱色の鳥居
綺麗な朱色の鳥居ですね。

出世の石段(男坂)

入り口の鳥居をくぐったところにあるのが、男坂です。
上記でも少し触れましたが、こちらが通称「出世の石段」として有名な石段です。
出世の石段(男坂)

上から見ると、その角度が如何に急なのかが良く分かります。
出世の石段(男坂) 上から

因みに、「出世の石段」は、高松藩の曲垣平九郎(まがき へいくろう)という人が、徳川家光の命で馬に乗ってこの石段を駆け上ったことに由来します。
その功により、曲垣平九郎は「日本一の馬術の名人」と讃えられて、出世したと伝えられています。

女坂

鳥居をくぐって右手には、緩やかな女坂という石段もあります。
女坂
出世の石段(男坂)を上るのが難しい方もいると思います。
その場合は、無理をせずに女坂から参拝しましょう。

一の鳥居

出世の石段を上って直ぐに見えるのが、この一の鳥居です。
一の鳥居

手水舎(ちょうずや)

手水舎

丹塗の門

丹塗の門をくぐると災いを避けられると言われています。
丹塗の門
ほおずき市の時には、茅の輪も設置されるそうです。
ほおずき市は愛宕神社で開催される有名な行事なので、一度行ってみたいですね。

本殿

こちらが本殿(拝殿)です。
社殿
本殿には、主祭神の「火産霊命(ほむすびのみこと)」が祀られています。

因みに、休日の昼に参拝すると、本当に込みます。
社殿

招き石

招き石
拝殿の前にあるのが招き石です。

この石を撫でると、福が身に付くと言われています。

本殿にお参りした後は、必ず招き石を撫でて福を頂いて帰りましょう!

将軍梅

曲垣平九郎(まがき へいくろう)が将軍徳川家光に献上したと言われる梅の木です。
将軍梅

櫻田烈士愛宕山遺蹟碑

櫻田烈士愛宕山遺蹟碑

 

境内には、末社もいくつかあります。

末社とは、本殿とは別に管理されている神社です。
神社にお参りすると、小さな祠が置かれているのもよく見かけると思いますが、そちらが末社です。

それぞれにご利益を頂けるので、お時間のある方は末社へもお参りして、さらに多くのパワーを頂きましょう。

末社

太郎坊社

猿田彦神(天狗様)をお祀りしています。
太郎坊社

福寿稲荷社

宇迦御魂神(うかのみたまのかみ)をお祀りしています。
福寿稲荷社
宇迦之御魂神は、商売繁盛の神様です。
京都伏見稲荷大社の主祭神でもあり、「お稲荷さん」として有名です。

大黒天社

大黒天社は、大國主命(おおくにぬしのみこと)事代主命(ことしろぬし)をご祭神としてお祀りしている神社です。
大黒天社
大國主命は、島根の出雲大社や府中の大國魂神社のご祭神として有名な神様です。

弁財天社

弁財天社は、市杵島姫命(いちきしまひめ)をご祭神とする神社で、一の鳥居の近くにあります。
弁財天社
絶世の美女として有名で、金運アップにご利益があると言われている神様です。

児盤水の池

境内には「児盤水(こばんすい)の池」という大きな池もあります。
境内の池
社務所で鯉のエサ(100円)を買うことができます。

金運アップのスポットとも言われているらしく、せっかくなのでエサを買って与えてみましょう。
児盤水(こばんすい)=小判水」から、金運アップのスポットと言われるようになったようです。

境内の池

愛宕神社の御朱印

愛宕神社で頂いた御朱印がこちらです。
愛宕神社の御朱印

愛宕神社の詳細

参拝時間

社務所受付:9時~17時
ご祈願受付:10時~15時

ホームページ

http://www.atago-jinja.com/

アクセス

最寄り駅

日比谷線「神谷町駅」より徒歩5分
銀座線「虎ノ門駅」より徒歩8分
都営三田線「御成門駅」より徒歩8分
JR山手線・京浜東北線「新橋駅」より徒歩20分

地図

〒1105-0002 東京都港区愛宕1-5-3

最後に

愛宕神社は、出世祈願に参拝される方が多いと思いますが、他にも様々なご利益があります。
また、幕末好きの私の様な人間にとっては、歴史的にもとても興味深い神社です。

それに、標高26メートルの愛宕山の山頂にあり、ビジネス街の中にあるにもかかわらず、自然豊かな場所にあります。

都内でも有数のパワースポットになるので、ぜひ訪れてみては如何でしょうか!

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